HPC技術者講習会

参加対象

本学教職員・学生（参加費無料）

定員

30 名 (事前登録※)

講習概要

本学に新たに導入した計算機システムをはじめ、近年のスーパーコンピュータは、マルチコアCPUを搭載する計算機を、複数台、高速ネットワークで接続するクラスタ型のシステムを採用しています。こうしたシステムの性能を最大限に引き出し活用するためには、マルチスレッド/マルチプロセス並列プログラミング技術が必要となります。

本講習会は、並列プログラミングの初中級者を対象に、2日間の日程で、並列プログラミングの背景や概念、技術を学んでいただきます。また参加者には、プログラミングツールIntel Parallel Studio XE (Windows)を用いて、実際に、マルチスレッド並列プログラムを作成、解析、チューニングしていただくことで、マルチスレッド並列プログラミングの実践的なノウハウを習得していただきます。

講習内容

＜1日目＞　並列プログラミング編

1. 並列プログラミングの背景、概念
2. OpenMP/ネイティブスレッドを使用したマルチスレッド並列プログラミング
3. マルチスレッド並列化に伴う問題
4. 問題の検出方法と回避方法
5. 演習（N-QueenプログラムのOpenMP化）

＜2日目＞　並列プログラム解析編

1. 並列プログラムの開発手順
2. 並列プログラムのチューニング技法
   • VTune Amplifier XEによるパフォーマンス/スレッド・プロファイリング
   • 並列プログラムの最適化
3. プログラムの高速化 ―ベクトル化とMKLの利用―
4. 演習（N-Queenプログラムの最適化）

注意事項

※事前登録いただいた方のみご参加いただける定員制とさせていただきます。参加希望者数が定員を超えた場合、同一研究室からの参加人数を制限させていただくことがあります。

※ご参加希望の方は、件名を「HPC技術者講習会申し込み」とし、氏名、所属系、所属研究室名、連絡先（E-mail）をご記入の上、メール（obata 左記アドレスに@adsim.tut.ac.jpを補完してください。）にてお申込みください。

申込み期限 ： 平成25年3月5日（火）17時

担当

小畑繁昭（obata 左記アドレスに@adsim.tut.ac.jpを補完してください。）

問い合せ先

次世代シミュレーション技術者教育推進室，田村（0532-44-6548）